第十八番
母養山   宝樹院      恩山寺
 
本尊:薬師如来
  
 
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
 
所在:徳島県 小松島市田野町恩山寺谷40
 
宗派:高野山真言宗
 
開山:行基
 
詠歌:子をうめるその父母の恩山寺 訪らひがたきことはあらじな
     
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略記
 行基が開基した当初は、大日山福生院密厳寺と称し、百余年の間は災悪・悪疫退散の道場であった。女人禁制であったが、空海が自分を追ってきた母のために女人禁制解除の法を修した。母・玉依御前が剃髪出家し、改号した。
 ちなみに、「玉依」なる女性は日本神話に何人か登場する。龍宮出身で神武天皇の母。丹塗りの矢に感応して賀茂別雷命(上賀茂神社祭神)を生んだ女性(下賀茂神社祭神)など。通例の解釈では、「玉」は「霊(たま)」なので、玉依は、「(偉大な)霊」が依り代とした/胎内に宿った女性ほどの意味であろう。
 
 
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