四国遍礼道指南増補大成
 
廿番・鶴林寺

 {南東向き}霊鷲山宝珠院と号する。草創は太古で、空海が訪れたとき、樹上に鶴がいた。翼の下から光が放たれており、不審に思った空海がよく見ると、地蔵菩薩の金像だった。鶴がとまっている木を伐り、高さ三尺の地蔵菩薩像を作った。これに金像を納め、寺を建てた。
 詠歌「繁りつる 鶴の林を標にて 大師ぞいます地蔵帝釈」
 大龍寺まで一里半。加茂へ行く場合は、二里。{道は近い。空海が通った道は加茂村。旧跡が残っている。}大井村の中川には、渡し場がある。若杉村には家が四五軒ある。
                           
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