四国遍礼道指南増補大成
 
廿一番・大龍寺

 {南東に向いて建つ。}那賀郡。舎心山常住院と号する。本尊は虚空蔵菩薩像で、空海の作。{秘仏。}空海が少年の頃に霊威を感じて求聞持を修めた。空海本人が霊験のほどを三教指帰で書いている。
 詠歌「大龍の常に棲むぞや げに岩屋 舎心聞持は守護のためなり」
 平等寺まで二里。三十町ほどは深山を行く。大きな道は、山口村を通る。三里の道程だ。{現在の道は、真っ直ぐ。}阿瀬比村、おおね坂を通って荒野村に着く。
                            
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