四国遍礼道指南増補大成
 
廿九番・国分寺

 {南向きで平地に建っている}聖武天皇の勅立。土佐の国分寺である。現在の本尊は、行基菩薩が作った高さ三尺の千手観音像。不動明王と毘沙門天を脇士としている。
 詠歌「国を分け宝を積みて建つ寺の 末の世までの利益残せり」
 一宮まで一里半。小川がある。八幡村。間に小坂がある。{山の上に八幡宮が鎮座。}定林寺村には地蔵堂がある。{本尊の石像は空海作。堂は長らく壊れたままであったが、村に住む七郎兵衛が再興し、空海像も作った。七郎兵衛は遍路に宿を貸す。}瀧本村には坂がある。峠から高知城が見える。長岡郡の一宮に着く。
                                   
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