四国遍礼道指南増補大成
四十二番・仏木寺
{平地に建っており、南向き。}空海が初めて訪れたとき、右に立つ楠の樹上に光があった。一■【果に頁】の宝珠であった。空海は楠を伐って高さ四尺の大日如来座像を刻み、宝珠を納めた。一■【果に頁】山毘盧舎那院と名付けた。楠は枯れ朽ちることがない。
詠歌「草も木も仏になれる仏木寺 なお頼もしき鬼畜人天」
明石寺まで三里。歯長坂。下河村には川がある。皆田。伊南坊村。宇和郡明石村。{明石と呼ばれる大石がある。白王権現とされている。この石には色々と物語がある。}
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