四国遍礼道指南増補大成
 
四十四番・菅生山

 {山上にあり南向き}大宝寺大覚院と号する。四十二代の文武天皇が大宝元年に建てた。本尊を、生えていた菅の上に置いたので、山号とした。本尊は高さ四尺三寸の十一面観音菩薩立像。{天竺から百済を経て伝来した。}空海が霊威を感じて奥の院を開き、岩屋寺と名付けた。
 詠歌「今の世は大悲の恵み 菅生山 遂には弥陀の誓いをぞ待つ」
 岩屋寺まで三里。{この間の峯に堂がある。坂を上り峠に地蔵堂がある。}畑野川。ここに荷物を置いて岩屋寺に向かう。住吉神社・薬師堂・閻魔堂を過ぎて右の道に入る。ここから岩屋寺まで一里。山坂に拝所が多い。
                                                   
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