四国遍礼道指南増補大成
 
七十番・本山寺

 {平地に建っており、北西向き}宝持院と号する。本山の庄にある。これを寺号としたのだろう。本尊は高さ二尺五寸の馬頭観音像、両脇士として阿弥陀如来・薬師如来像、いずれも空海作。
 詠歌「本山にだれか植えける花なれや 春こそ手折れ手向けに供える」
 弥谷まで三里。ここらは家居がよく{景気もよい。}しかし宿には不自由する。日蓮宗の在家信者が多いのだ。
上寺村。伊勢林。{太神宮が鎮座している。}笠岡村。勝間村。新名村。{少し過ぎると標石がある。観音寺から道の左右は並松。}三野郡大見村には、宿を貸してくれる善人がいる。{大師堂がある。}
                             
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