四国遍礼霊場記
▼白水山医王院平等寺(二十二番)
空海の開基。高さ二尺の薬師如来像を作って安置した。構成は七堂伽藍で、僧院十二宇があったが、遠く時は流れて今では衰微している。堂の傍らに、泉がある。これにより白水を山号としたらしい。泉の字を、白と水に分けたのだろう。また、心の汚れた者が水を汲むと濁るため、潔白の意味で名付けたともいわれている。
一月十六日に法会があり、近郷の人々が集まって、所狭しと賑わう。
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