四国遍礼霊場記
▼清涼山安養院西林寺(四十八番)
浮穴郡高井村にある。本尊は高さ三尺の十一面観音立像。鎮守は三所権現。寺の前に池があり。杖の渕と呼ばれている。空海が杖で加持すると、水が迸った。湧く水は玉となって、ぶつかり合い砕け、白い泡が絶え間なく結び続けている。その源がどのようなものであるか、知る人はいない。
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