四国遍礼道指南増補大成
 
十番・切幡寺

 {堂は南向き。}得度山灌頂院と号する。寺号が寺の名にもなっている。本尊は千手観音像、両脇士が不動明王・毘沙門天像で、三尊とも空海の作。中門に安置している多聞・持国天と、大門の仁王像は、運慶の作。
 詠歌「欲心を、ただ一筋に切り果たし/切幡寺 後の世までの障とぞなる」
 ここで藤井寺・焼山寺と行き戻り、田中法満寺に行けと教える人が多いが、便が宜しくない。吉野川なる大河を二度渡ることになり、二里ほど遠回りだ。
 大窪寺から来る人は、ここから一番まで、書いてある逆に行けばよい。ここまでを、十里十カ所と呼んでおり、比較的密に霊場が並んでいる区間だ。
 麻植村にある十一番の藤井寺まで一里半。大野島、大八島村を通る。途中に、吉野川と呼ぶ渡し場がある。
                  
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